【チャリはつらいよ】自転車に乗っていて思うこと
ガソリンの値段高騰や排ガスによる環境汚染が騒がれる中、全く影響を受けることも与えることもなく活躍するのが自転車です。疲れるイメージもありますが、今では電動自転車も当たり前のように店頭に並んでいます。
通勤通学や子供の送り迎え、はたまた趣味としてなどなど・・・。乗る用途や目的はもちろん人それぞれですが、どんな場面だとしても自転車に乗っている限り感じることは皆共通なのではないか、と思うわけです。
いつでもどこでも(台風や雪の日以外)引っ張り出せる便利なチャリンコですが、よく乗る側として普段思うことをぶちまけたい。「あるある〜」と共感してくれる人も多いはず。・・・だよね?(笑)
自転車に対して悪いイメージを持っているそこのアナタ。
ちょっとでもいいからチャリンコ乗りに対する見方を変えてもらいたい・・・っ!!
一番肩身が狭いのは自転車なのでは??
交通弱者と言えば、もちろん「歩行者」。これは当然ですよね。武器にもなりかねない鉄の塊に乗ったり跨ったりしてないから、一番弱いし優遇される存在です。
次いで、自転車などの軽車両、そして車と続くのが一般的な認識かと思います。
でもでもでもでも!!!
実際のところ、本当にそうでしょうか?
自転車に乗ってると、歩行者からも車からも邪険にされるようなことがよくあります。
自転車も走行可能な歩道を走っているのにもかかわらず、歩行者からは迷惑そうな顔をされる。舌打ちされたり、「あぶねえな!!」と理不尽な怒りを受けることも多々あります。(これは正直、団塊世代に多い)
車道を走っていれば、きちんと白線の内側にいるにもかかわらずクラクションを鳴らしてくる車がいる。
後方確認をせずに左折してきた車と接触事故を起こしたこともあります。
こう見ると、私の住んでいる地域がかなりバイオレンスにも感じますが・・・自転車乗りには、同じような経験をしたことのある人も多いのではないでしょうかね?
私は車にも頻繁に乗るので、どの立場の気持ちも分かるつもりです。その上、いかなる時も危険な行為は一切していないと断言できます。
それなのに、こんな扱いを受けるってあんまりじゃないですか?
もちろん、中には右側通行や傘さし運転やフラフラ運転など、危険な自転車乗りもいます。そういうのに対して、「邪魔じゃぼけぇ」って思っちゃう気持ちも痛いほど分かります。
でも、そうじゃない善良な自転車乗りに対して、風当たりが強すぎない??っていうのが私が主張したいことです。
自転車は軽車両なんだから、基本は車道走行なのは当たり前でしょ?自転車走行可能な歩道だったら走っても問題ないでしょ??
自転車っていう微妙な交通弱者の立ち位置は、自転車乗り自身も分かってるんです・・・。
自転車に突っ込んじゃうような車のドライバーは免許取り直してほしい
車に乗っていると、どうしても自転車の存在が邪魔に感じることがあると思います。でも、道路っていう場所である以上、車側は我慢しなきゃいけません。クラクション鳴らすなんて言語道断。
で、街中にいると「そんなんでよく免許とれたな」って思う運転をする車ドライバーの多いこと多いこと。
巻き込み確認とか、横断歩行者の確認とか当たり前でしょ?なんで青信号で渡ってる自転車にぶつかるの?何で急ブレーキとかしちゃってんの?
特に大きい道路とかだと、渋滞が起こりやすいから早く前に進みたいっていう気持ちも分かるけど、前の車が行ったからって確認もせず行くのはやめよーよ。
私も一回、青信号で渡ってるのに轢かれかけて、それ以降は青でも周囲の車の動きに気をつけるようになりました。もう、交通弱者と言えど強者が譲ってくれるという思い込みは捨てるべきでしょう。
なんか、自転車相手に事故起こしちゃうようなドライバー(自転車有責の場合は除く)って、運転の基礎知識が欠如してるんじゃないか、って思うんですよね。
例えば、バックとか車線変更とかする時は後方確認してから!とか・・・。
危機管理や“かもしれない運転”ができていれば自然とできるはずなんですが、怠慢になっているのか何なのか怪しげな人が多い印象。
そういう不安要素たっぷりな運転をする人には、ぜひとも免許を取り直してもらいたいと心の底から感じます。
自転車横断帯はあけてください・・・
ある程度大きい交差点なら、横断歩道だけじゃなく「自転車横断帯」があると思います。これはまさしく、自転車のために用意されたロード!
・・・の、はずなのに。
・・・・・・歩行者が独占しとる。
確かに、自転車横断帯を歩行者が通行するのは禁止されているわけではありません。
でも、これを見てください。
自転車で道路を横断する際、付近に自転車横断帯が設置されている場合には、基本的にその自転車横断帯によって横断しなければならない。
これを見ると分かるように、自転車は基本的には自転車横断帯を走らなきゃいけないんです。
つまりはこういうこと↓
通行できるのは・・・
- 歩行者→横断歩道+自転車横断帯
- 自転車→自転車横断帯
自転車、なんて肩身が狭いんだ・・・。
歩行者には、この自転車の窮屈さを知ってもらいたいです。そして、横断歩道よりも狭い自転車横断帯をあけてあげる、という優しさを持って欲しいと思っています。
ただ、自転車乗りの中にもこのことを知らない人が多いんじゃないかな、と感じています。(横断帯があるにもかかわらず、人がたくさんいる横断歩道の真ん中を突っ切っていくような人もいるから・・・)
まずは最低限の交通ルールを知って、お互いが譲り合いの心を持つことが事故の回避にも繋がるのではないでしょうか。
道路上は自分一人が中心じゃないよ!
自転車乗りが安全に自転車に乗るには、まずは一人一人が自転車の交通ルールを守る必要があると思います。今現在、自転車の違反に対する罰則がある程度厳しくなってはいますが、それでも外に出るとイヤホンの使用や傘さし運転などの危険運転をよく目にします。っていうか、そういうことしてよく怖くないなって思う。
そして、どれだけ気をつけてても危ない場面に遭遇する可能性はあります。
常に「かもしれない」を意識しながら走行するのが、自分の身を守ることにもなると思います。
歩行者、そして車のドライバーに言いたいこと。
自転車は自転車なりに大変な思いをしてるんです!!
威嚇したり、変にプレッシャーを与えたりするのはやめてください。。
ただし、違反自転車はじゃんじゃんしょっぴいてくれて構いません。警察さん、宜しくお願いします。