猫の噛み癖を治す方法とこれまでの我が家の戦い

ただそこにいるだけで人間を癒してくれる存在の猫。寝ているときとか寄り添ってきてくれるときは天使かと思います。


でも、その天使が悪魔になる瞬間があります。それはずばり、家中のものを噛み散らかすとき…。

一回噛み癖がついちゃうとなかなか治らないんですよね。

 

ちなみに我が家の猫は、人に噛み付くことはほとんどないものの、棒状のものや紐状のものに目がないタイプでした。

 

猫が物を噛む理由

そもそも猫はどうして物を噛んでしまうのでしょうか。

 

原因1:歯がかゆい

子猫のときにひたすら何かを噛みまくっているときは、歯がかゆいことが原因である可能性があります。大体生後3〜6ヶ月くらいで乳歯が永久歯に生え変わるのですが、このタイミングで歯がムズムズしてしまうわけです。


人間でいうと、固いものを食べまくったあとに歯が浮くような感覚になっている状態でしょうか。確かに気持ち悪い。

 

原因2:遊び方が生ぬるい

猫は遊ぶのが大好きな動物です。室内飼いの猫の場合はとくに狩猟本能がムズムズしているはずなので、本気で遊んであげないとそこら中に八つ当たりしてしまいます。

 

遊んでいる最中にも噛みまくるなら、遊び方に満足していない証拠かも…。

 

原因3:かまってほしい

何かを噛んでいるとき、やめさせようと叱るたびにもしかすると猫は喜んでいる可能性があります。普段あまり遊び相手になっていない飼い主さんであれば余計。

 

「コラ!」とか「ダメ!」とか言うだけだったり、わざわざ抱きかかえたりするのは猫の思うツボです。負けてはいけません。

 

「ビターアップル」は効果的?

我が家の猫はおそらく「原因1」の歯のかゆみによる噛み癖でした。

 

歯がむずがゆいんだからしょうがないでしょ、という猫の気持ちもわかってあげたいところでしたが、いたるところにある電源コードにも噛み付いてしまっていたためそんな悠長なことも言っていられませんでした。生活に大きな支障をきたすうえ、猫も危ないです。

 

そこで検索魔になった私は、ネットで「ビターアップル」というものを見つけました。

どうやらなめると苦いリンゴのような味がするらしい、とりあえず猫が嫌いな液体です。とはいえ猫がなめても害はないらしいし、思い切って試してみようと購入。

 

猫 VS ビターアップルの結果は…

結果、惨敗でした。塗布した直後は渋い顔をしていましたが、しばらくたつと匂いも消えてしまうらしく効果なし。それほどまでに激しく歯がかゆかったのでしょう。


多分、猫の行く所行く所、噛みそうな所すべてに塗りまくれば効果はあったのかもしれませんが、そこまでする気力は私にはありませんでした。

 

噛み癖を治すためにしたこと

もうすぐ2歳になる我が家の猫ですが、悲しいことに一番効果があったのは「時間」でした。つまり、歯がかゆくてたまらないであろう期間をなんとかして乗り切ったのです。

 

もちろんその間何もしなかったわけではなく、猫が噛みそうなものを隠すという努力はしていました。100均にあるコンセントカバーをつけたり、ケーブルをある程度束ねて壁に沿わせたり…。


そんな努力を続けている内、気づいたらあまり噛まなくなっていたように思います。

 

ただ、残念ながら最近になってもたまに噛んでしまうことがあります。そんなときに活躍してくれるのが、「エアーダスター」です。

 

エアーダスターが大嫌いな猫

エアーダスターとは、パソコンのキーボードなどを掃除するときに使うスプレーのことです。なかなかの音量が出ます。


「猫の天敵は蛇」というのは有名な話ですが、どうやらこのエアーダスターの音が蛇の威嚇の音に似ているとのこと。猫がよからぬことをしているときに一瞬だけエアーダスターでシュッとやると、すぐに悪事をやめてくれます。スプレー口は猫に向けなくても、結構距離があっても、ちゃんとやめてくれます。


スプレーされた猫はかなり渋い顔になるので少しだけ罪悪感がありますが、猫の健康を守るためにも背に腹はかえられません。


というわけで、イタズラや盗み食いが趣味の猫にはエアーダスター、おすすめです。

 

結論:子猫のうちは諦めるしかないかも

多分猫自身にとっても、歯がムズムズする時期はかなりストレスがたまっているはずです。家中の物に噛みつきまくるのはやめてほしいですが、期間限定の八つ当たりだと思って多少は甘く見てあげるべきなのかもしれません。


ただうちの猫の場合は物にしかあたりませんでしたが、人にも噛み付く場合は早いうちから矯正するべきでしょう。猫に噛まれた場合、感染症が引き起こされることもあるそうです。


人にとっても猫にとっても過ごしやすい環境をつくりたいものですね。